かなり迷ったけど、案ずるより産むがやすしと出会い系サイト「ハッピーメール」に登録した。
女性と出会えるか出会えないかは運次第、などと宝くじを買うような気分だったけど、女性は無料なだけ大勢いて、メールしたらたいてい返信が来るし、出会うのは時間の問題のような気がして、時間を忘れて女性とのコンタクトを繰り返した。男は女探しに必死だが女も負けてはいない。出会い系サイトの女は血の気が多い。
そんな中、ロングヘアの美人と知り合った。
他にも美人はいたが、比較的近距離に住んでいる彼女を選んだ。
「二週間くらいメールして、もしよかったら交際ということで」
彼女も同意してしばらくはメル友をやって、やがて会うことになった。
「どこ行く? 初デート」
「考えとく」
まさか最初からラブホテルなんてことはありえないから、俺は映画を観に行って食事することを提案した。
「それでいいよ……映画好きだから」
会いに行った。
でも、事態は急変。
髪の毛が綺麗で細い背中でさらさら揺れている。
腰の括れが悩ましく、形のいいヒップとすらりと長い脚。胸はCカップ程度だけど、小振りにしては形がよくて、先端がツンと上を向いているのが白いセーターごしにわかる。
ニコッと微笑むとまったりした唇の口角が上がり、フェラを連想させる。
―ああ、エッチしてえ―
映画観て食事コースというデートの定番のような一日になるはずだったが、俺の下半身は一度騒ぎ出すと出すもの出すまで収まらないのが特徴、人込みで彼女の腰に俺の腰が触れたのをきっかけにギュッと手を握ってしまい、思わずこう言った。
「映画でなくて、ラブホテルがいいんだけど」
「ええ?」
半分ひきつったような、笑ったような、嫌がっているような嬉しいような、いろんな色が混じった女の顔が俺を見上げた。
「きみとすぐにエッチしたくて」
「いいよ、それで」
こういうこともあるんだと思った。
映画観て食事するつもりが、一気に盛り上がってラボホテルで即セックス。
出会い系って凄いところだね。
彼女は愛液豊富ないい女だった。
二時間で三回抜いた。(コンドーム二個しかなかったから、三回目は外出し)
気持ちよかった。
以上、出会い系デート報告でした。