知っている通り、女は「処女」と「非処女」に分類される。前者はマンコにペニスを入れた経験がない女のことをいい、後者はその逆で、どこかの男のペニスを少なくとも一本以上マンコに入れたことのある女である。いわゆるセックス経験者である。
俺もかなり出会い系で遊んでいて女性経験も豊富(経験人数38人)だが、いまだに非処女に出くわすとめらめらと嫉妬してしまう。
「過去の経験人数とか、教えてくれる?」
「5人かな」
女は誇らしげにそう答える。
―この女は俺以外の男のペニスを五本入れたことがあるのだ―
俺より小さかったか、大きかったか、持続力があったかなかったか。
いろいろ考えると発狂寸前になる。
非処女に出会うと、胸が圧迫される。
だがそれは敵に遭遇したときの武者震いでもある。
ところでその「俺以外の男のペニスを五本入れたことがある」女とはPCMAXで知り合った。雰囲気的に彼女は体の関係を求めている風で、面倒なつきあいが嫌いなようだった。俺も基本は同じなので、互いに同じ方向を向いていて、その意味で相性はよかった。あとはいかにしてその女を俺のものにしてしまうか、だ。
俺はその非処女に果敢に立ち向かった。
過去の経験を生かし、女を性的に殺しにかかった。女が性的にまいってしまうプレイを多発し、イカせまくる。前戯で数回アクメをお見舞いし、結合してからも数回昇天させる。あらゆる体位を駆使し、体位単位で最低一回はイカせることにした。
そして女にこう言わせるのだ。
「今までで一番気持ちよかったわ」
「本当か」
「本当……8回もイッたことなんてないもん」
「そうか」
これで俺は過去の五人の男、五本のペニスに勝ったことになる。
非処女に対して嫉妬を覚える一方、その非処女マンコを征服したとき、最高の歓びを覚える。非処女とセックスする歓びはここにある。
「もう、離れられないかも」
なんてことを女に言わせた日には、男に生まれてよかったと思う。