PCMAXで女を探していた。贅沢を言わなければ特に問題なく見つかるし、会うこともできる。運よく過激な女に会えたら即エッチも可能かもしれない。
だが見つかるまで時間がかかったのは、美女を探していたからである。どうせ出会うなら美女がいい。初対面のワクワク感も、相手が美女であればこそだ。仮に即エッチできなくても、美女であれば我慢できるしその日がくるのを待てる。
そして俺はついに美女を見つけ、口説き落とすことができた。
「空いてる時なら会ってあげてもいいけど」
「それでいい……空いてる時に付き合って」
「明日はだめかな……明後日もNG」
「いつなら」
「来週の月曜日の午後なら」
「仕事なんだけど」
「じゃあむりね」
「わかった……仕事休むから」
俺は有給を使って会社を休み、彼女に会いに行った。
見事な美女だったが、加えて新しい発見があった。美乳であることが衣服の上からでも明らかだった。
美女な上に美乳。
会社を休んだ甲斐があった。
「あのう、即でいいですか」
「ソク? ああ、即エッチ?」
それまで遠くを見ていたのに、じろっと俺の顔を見て、ちらっと下半身に目をやった。品定めしているのだろうか。俺が衣服の上から美乳を見抜いたように、彼女も衣服の上から棒の様相を確かめているとでもいうのだろうか。
巨根か粗チンか、ズルむけか仮性か。女にとっては結構重要かもしれない。
俺は巨根でズルむけなので、自信をもって腰を前にずんと突き出した。
「やだ……」
「即でいい?」
「まあいいか」
それからホテルに行ってベッドイン。美女で美乳な女と即エッチ。こんな幸福は男の人生の中で一度あるかないかだろう。
激しい興奮に襲われつつ俺は彼女の生の美乳を愛した。乳首が立ち、ぷるぷるしている。乳肌は滑らかで、張りもある。
だが俺は妙なものを見つけた。
乳首の横に明らかにキスマーク風の痣が。
どう見ても唇で吸ったと思える跡だった。
―ほかに男がいるのか―
セックスのあと、この次いつ会えるかと聞くと、これから考えるという。
「いろいろ立て込んでて」
美女で美乳なら俺以外に男がいても不思議ではない。
あれからずっと連絡を待っている。