20代前半の女をワクワクメールでナンパしてホテルに連れ込んだ話をしたい。セックスはしなかったが、あることをして満足した。
女とは飲みに行った。サイトにいたときの彼女のメールで「飲みに行きたい」と言われていたので洋風居酒屋に誘った。土曜日だったので人は多くてカウンターにしか座れなかった。でもそれでよかった。横にいると彼女の胸の谷間がよく見えるし、太股の付け根の恥丘の膨らみもよく見える。
―もりまんだな……アソコの臭い嗅ぎたいな―
実は俺、臭いフェチで、女の臭い……とくにアソコの臭いが好きな男なのだ。女を見るとアソコの臭いを想像してしまう変態で、自分でも困っている。だが今日のラブホは無理だなとは思っていた。彼女はガンガン飲んで酔っぱらい、エッチな雰囲気も徐々に薄れていき、ホテルに誘う気にもなれなかった。
「そんでさ、うちの母親がね……うん、あのほらさっきのお店、何てったっけ」
「ドンキだろ」
「そうドンキドンキ……あなた記憶力いいわね……でね、誰だっけ、私なんて言った?」
「母親だろう」
「そうそう母親がね……」
相当酔っている。
店に入って2時間足らずで彼女はできあがっていた。ろれつも回らず、トイレから戻ってくるときもまっすぐ歩けない始末。もう飲まないほうがいいと思って会計して外に出た。
「ねえ、どっかで休みたい……なんか気持ち悪い」
「そんなに飲むからだ。どこかで吐くか」
「そこまでは、気持ち悪くないから」
「動きまわると吐きたくなるからラブホ入るか」
「どこでもいいから休みたい」
ホテルに連れ込むと、彼女は大きな丸いベッドに倒れ込んでそのまま寝てしまった。
体をいただく絶好のチャンスである。普通の男ならこのままセックスに持ち込むだろう。しかし臭いフェチの俺はその前にやることがあった。
俺はスカートめくってパンストとパンティを一気に下ろすと、少し股を開いてアソコの臭いをすーっと嗅いだ。
―ううう、臭い―
魚介にオイスターソースをかけたような異臭がした。
俺はもう十分だと思った。アソコの臭いがきつかったからセックスする気が失せたのか、それだけで臭いフェチの欲望が満たされたのかはわからないが、それで俺は満足した。
彼女のアソコの臭いは臭かった。
俺はふわっとした幸福感に酔いながら彼女の横に伏して寝てしまった。
パンストとパンティは脱がされたままだった。
翌朝口論して別れた。