出会い系で現役のキャバ嬢と知り合って交際してる。
キャバ嬢だから男には不自由していないだろうと思うだろうけど、意外と孤独な女性が多いんだ。
仕事では男性といちゃいちゃしてるけど、仕事と割り切っているみたい。たまにお客さんに誘われるみたいだけど、店が禁じてるからお断りするらしい。
寂しくて仕方なくて、そのキャバ嬢は出会い系に来た。
彼女は明け方まで働き、昼間は家で寝ているから会うのはいつも早朝。彼女に会う日は早めに起きて、まだ暗い中でかけて行く。
だいたい午前4時頃、ホテルで待ち合わせなんだ。
まだしののめの光も見えない暗い朝、ホテルに入って朝セックスをする。最近は慣れたけど、最初のうちは寝不足で勃起できなくて往生したよ。彼女はもりもり元気だけどね。
「今晩は・・・元気い?」
派手なワンピースで、高いヒール。
カタカタとやかましい音を立てながら走ってくる。
「お疲れさん・・・」
「疲れたわ。ちょっと休憩ね」
腕を組んでホテルへ。
キャバ嬢みたいな風俗系の女性は何となく怖いイメージがあるよね。
彼女も最初はそんなイメージだった。
でも実際はぜんぜん違うんだ。子供の頃から痛い目にあって生きてきたらしく、少々荒っぽいところがあるけど、基本は人の痛みがわかるし、優しくて温かい。喧嘩腰になって対決したら倍くらいの剣幕で攻撃されるけど、思いきり優しくしたら、倍くらい優しさを返してくれる。俺が彼女と仲良く慣れたのは、せいいっぱい優しくしてあげたからだ。
彼女、たばこを吸い終わると、鼻歌を歌いながらシャワーを浴びた。
ガラス越しに裸体が見えるけど、これがなかなかのナイスバディで、まるでAVを観ているよう。少々寝不足だけど、その「映像」を観ているとたちまち元気になって下半身がふくらむ。
彼女の好きな体位は騎乗位。
最初から騎乗位で結合する。
腰をつかってなまめかしく動く。
下から乳を揉む。
時々前屈みになってディープキスしてくれる。
「あぁああん・・・いヤッ・・・アアン」
「もうちょっと腰をゆっくり目にしてくれないかな・・・出そう」
「出してもいいのよ。また勃たせてくれたらいいから」
「イヤ・・・アンッ!」
もうだめだ。
騎乗位は長く続かない。
時計を見ると5時。
冬場なのでまだ夜明け前だ。
カラスもスズメもまだ寝ているだろう。
そんな時分に騎乗位でセックスだぜ。
考えみたらすごい世界だ。
「あたしさ、仕事辞めようかと思ってるんだ」
朝セックスのあと、彼女がそう言った。
「なんで」
「あなたに会えるのが朝だけだから。仕事辞めてあなたの奥さんになろうかな。専業主婦とか。いいなあ、専業主婦ってあこがれるわ」
優しさと純真さにあふれたキャバ嬢。彼女は俺が一生かけて幸せにする。