「初めまして」
「こちらこそ初めまして」
出会い系で知り合った彼女と初対面。スタバにいるんだけど、緊張して自分が今がどこにいるのかもわからない。胸どきどきしてやかまかしい。
彼女は25歳のOLさん。
きらめく笑顔とふくよかな身体。
よくもこんな素敵な女性に出会えたものだと思う。
出会い系サイトワクワクメールに感謝だ。
コーヒーを飲みながらしばし歓談。
おしゃべり好きの彼女は次から次から話題を提供。ときどき楽しそうに笑う。笑うと赤い唇が開き、きれいな白い歯が見える。
しかし俺の方は、だんだんと彼女から気持ちが離れて行った。いや離れて行く、という言い方は語弊があるかもしれない。実際は接近しているのだ。俺の頭の中は彼女に対するエッチな妄想でいっぱいになり、彼女の声が聞こえなくなっていたのだ。彼女の心からは離れていたが、身体にむかって限りなく接近していた。
俺は彼女の裸を想像した。
乳、乳首、お尻という表面の部分を駆けめぐり、視点はやがて秘部に。
柔らかな陰毛、クリトリス、大小の陰唇。膣口。
俺のエッチな妄想はどんどん太る。
やがて妄想はセックスへと移行する。
愛液まみれのマ○コ。
勃った乳首。
彼女のみだらなアヘ声。
そして俺の屹立した肉棒をくわえるその赤くて薄い唇。
「それでね、友達にその話をしたらね、そんなのあり得ない~だって」
彼女は何かしゃべっているが俺には聞こえない。
俺は彼女四つん這いにさせてパコパコとバックセックスをしている最中だったのだ。
すでにち○こは勃起状態。妄想の中で彼女とのセックスを堪能。
だんだんと彼女の口数が減ってきた。
ようやくエッチな妄想からさめた俺は、にこっと微笑んでこう言った。
「これからラブホテル行かない?」
「いやです」
きっぱりとそう言う。
「さっきからずっと変なこと考えてたでしょう」
目は笑っているが、口元がゆがんでいる。
「変なことって・・・」
少々焦る。
「エッチなことよ。わかってたんだからね」
女には男のエッチな妄想が見えるのだろうか。目は口ほどに物を言うなんてことわざもあるからな。
「でもいいわよ。ラブホ。どうせいつかはそうなるんだし」
「いいの?」
それからウキウキ気分でラブホテルへ。
でも妄想どおりにはことが運ばなかったよ。彼女は思いのほか淫乱で、口や腰の使い方が絶妙だった。エッチな表情も声も官能的で、俺はたちまち快楽の渦に落ち込み、挿入後あっという間に果ててしまった。現実は厳しいものだった。
現実は妄想よりエッチなり。