あるOLさんと割り切りセックスをした。
掲示板で「生活が苦しいです。助けてください」と書いてあったから割り切りだと思って、ためしに「諭吉さん三人連れて行きましょうか」と書き送ったら「それで構いません」と返事が来た。
割り切りの場合、だいたい額で交渉が成立するからわかりやすいよね。
あとは約束の金額を支払ってセックスするだけ。
とりあえずセックスしたい場合、それ以降の面倒な交際は避けたい場合、割り切りが最適だ。
俺もオナニーする時間がなくて精液を10日間溜めてたところだった。
ここまで溜まるとオナニーで出すのはもったいない。
できればセックスして女の膣の中に出したい。
これが割り切りを選んだきっかけだった。
そのときの俺にとって女の膣は、オナホールと大差なかった。
ところで彼女に会ってみると、意外にもの静かな女性だってことがわかる。
割り切りする女性比較的は明るくてにぎやかな子が多いが、彼女は特殊だった。あまりしゃべらず、うつむき加減でウエットな感じ。若い頃の中森○菜さんのようだ。
「すぐホテルでいいですか」
お茶を飲み終わった後、そう聞いた。
「はい」
純粋にお金を目的にしたセックスだというのは明からだった。
一般的にお金ももらうしセックスを楽しむという子が多いが、彼女はそうじゃない。俺とあまり目を合わせないし、さっきから楽しそうじゃない。よほど生活が逼迫しているのだろうか。
まあいい。
セックスできれば。
ところがベッドで挿入してピストンしているとき、ふとこんなことを考えたんだ。
10日間もためた精液を膣の中に出すのはもったいない。
何かいい利用方法がないものか。
そこで考えたのが顔射だ。
顔射とは、文字通り女性の顔面に精子を発射すること。
俺の経験からいって嫌がる女性が多い。10人中、8人は嫌な顔をする。AVなどで顔にかけられて平気な顔をしている女を見ることがあるが、あれは作られた映像だ。多くの女性は精液を不潔なものとして受け止める。
だからこそ顔に出したい。
とくに金のためにだけセックスをするクールな女の顔に精子をぶっかけてやりたい。
正常位で突いた。
精子がすぐそこまで上がってくるまで膣ピストンを楽しもうと思った。
「ウゥ・・・・ッ・・あんっ」
声もあまり出さない女だった。
セックスを楽しもうとしていない証拠だ。
男が射精して満足したら三万円もらってはいさよなら。
―そんな簡単に終わられてたまるか―
「うう・・・くく」
出そうだ。
10日間も溜めていたから、精液が尿道に迫ったときの快感がすごい。何か爆発的なことが起こる予兆がする。
そこを我慢して、抜いた。
そして彼女の上半身をまたいでペニスをこすり、顔射した。
ピュッ! ピュッ! ピュッ!
と白濁の液体が飛び散り、彼女の顔面をとらえた。
頬、鼻、唇がたちまち精液だらけになる。
俺は最後の一滴まで残さず彼女の顔面に落とした。
「そんなこと・・・」
と彼女がつぶやく。
そのときの彼女の表情を見逃さなかった。
彼女の顔は恍惚としていた。うっとりしているといってもいい。
彼女が深い至福の中にいたのは間違いない。
嫌な顔をするかと思っていたが、意外な展開に戸惑う俺だった。
「嫌じゃないの? 顔射」
「いい匂い」
彼女はそうつぶやくと、唇の精液をじゅるっと吸いこんだのだ。
赤いルージュと、吸い込まれるとろとろの液体のコントラストが妖しい。
彼女の方が一枚上手だったね。
もしかしたらセックスを知り尽くした女かもしれない。
セックスを楽しんでない、なんて言い方は失礼だ。
真剣にそう思ったよ。