出会い系で清楚な女性に出会った。
一流企業にお勤めのOLさんで、髪が長くてエレガンス。
背もすらっとしてかっこいいし、女優さんみたいだ。
「貴女なら男性が放っておかないんじゃないの? なんで出会い系にきたわけ?」
「練習です」
「練習?」
「好きな人ができたときに、女としてちゃんとできるように」
普通は好きな人のために自分の身体を捧げようとするものだが、最近はこういう女性が増えているのだろうか。
好きな人とちゃんとセックスするために準備しておく。
合理的と言えば合理的だ。
彼女とは会ったその日にホテルに行った。
練習というくらいだから、身体目的だったね。
こんな清楚な女性と即セックスできるなんて、夢のようだ。
「実はしてほしいことがあるんですけど」
ホテルの部屋に入ったら開口一番そう言った。
「何?」
「恥ずかしくて言えません」
「でも言ってくれないとわからないじゃない」
「紙に書いてもいいですか」
彼女は手帳を取り出して一枚やぶった。
さてその手帳の白地には何と書いてあったのか。
その文字を見たとき、どきっとしたよ。
「後背位」
と清楚な文字で書いてあったのだ。
その紙を俺に手渡したあと、恥ずかしそうにむこうをむいた。
要はバックセックスだ。
後ろから挿入してほしいのらしい。
「後ろからされたことないんだ」
「ないです」
「そうか、つまり後背位の練習というわけだね」
それからセックスをはじめる。
愛撫や上に乗ってやったけど、挿入は後ろからやった。
ところで彼女が後背位を望んだ理由がなんとなくわかったよ。
下付だった。
下付のマ○コは後背位に向いているんだ。彼女は本能的に後背位を欲したわけだね。
「ウウッ!あっ・・・ダメエ・・・ハァンッ・・・」
ぱんぱんと音を立てながらピストンすると、彼女はいかがわしい声を出す。これがあの清楚な女性の声かと耳を疑う。
その日セックスは三回やったけど、いずれも後背位だったよ。
彼女も満足してくれた模様。
あれからいろんな体位を試している。
「練習」はまだまだ続く。