俺はパンティフェチで、通販で購入した使用済みパンティを13枚所蔵している。いずれも写真付きで、けっこういい女ばかりだ。その女のエロい顔を見ながらクロッチにはりついたオリモノの匂いを嗅ぎながらオナニーにふける。これが俺にとっての最高のごちそうである。
使用済みパンティは「使用」前に電子レンジで少し温めると味わいが増す。生地にしみた女の匂いがたちこめ、クロッチの異臭もにわかに活性化する。まるで脱ぎたてのような新鮮味とリアル感を味わいながら匂いを嗅ぐ。パンティの持ち主とのセックスを妄想しながらオナニーにふける。
そのパンティフェチの俺が出会い系に登録したのは二ヶ月前のことだ。
生クロッチの匂いを嗅ぎたい。
今までマンコにぴったりはりついていたクロッチを鼻の穴に押しつけて匂いを嗅ぎたい。
これが出会い系に行った大きな目的だ。
出会い系では、大きな理想を掲げなければたいて誰かに出会えるものだ。普通かそれ以下の女であれば、彼女たちも自分の立場をよく認識しているので、理想的な男でなくても妥協する傾向にあり、よほど変な男でない限り会ってくれるものだ。
パンティフェチの俺も、何とか女に会うことができた。
宝石店につとめる28歳の女で、二つ年下だ。容貌は平均的だが尻の形がよく、タイトスカートにはパンティラインが浮かんでいる。ラインを見せつけられた俺はそれだけでクロッチの匂いを想像して勃起してしまう。
(ああ匂い嗅ぎたい)
「ホテルでエッチなことしない?」
「やだああ、やっぱそれが目的?」
「楽しまないとね、男と女を」
女はにたっと笑ってその提案を受けてくれた。出会い系の女はみんなスケベだと聞いたが、それは本当だった。
ベッドインしたら俺はすぐに彼女を四つん這いにさせ、背後からパンティ越しにクンニを始めた。
「ああ~ん、ああ~ん」
(愛液をたっぷり染み込ませないと)
そして約5分後、俺は胸をどきどきさせながらパンティを剥がし、愛液の糸をひくクロッチを鼻におしあて、すーっと息を吸った。
チーズに酢をかけたようなまろやかな香りが鼻孔にひろがる。
「ああいい匂い」
「やだ……どこの匂い?」
「まんこだよ」
「パンティじゃないの」
「パンティに乗り移ったまんこ」
「変な人」
すかさずまんこを舐め、それ以上女に言わせない。
生クロッチの匂いと生まんこの匂いで、その日一日幸福だった。