ぼーっとした目をしている女が出会い系にいた。
唇が赤く瞳が大きくてぼーっとしている。そこにある種の白痴美を見て、会ってみたくなり連絡した。女からはすぐにえげつないメールが来た。私を見ながらオナニーしてくれたら会ってもいい、と書いてある。こういう痴女風の女は嫌いではないので、今からオナニーするからそのまま画面の前で待っててと答えた。
その後本当にオナニーして証拠の精液放出を写真を送ったら、明日は用事があるから二日後に会ってあげると言われた。
居酒屋で会った。割と背が高く、黒髪の短髪(写真はセミロング)で、表情は相変わらずぼーっとしていたが、服のセンスがよくて、どこかアートな雰囲気がある。直感では痴女の雰囲気はあまりない。女はチューハイをちびちび飲んだ。
彼女の話はエッチな内容が多かった。
「駅のトイレでオナってたらさ、隣の個室からあの声が聞こえてくるんだよね。ようく耳を澄ますと」
と彼女てのひらを開いて耳にあてがう。
「なんとバイブの音がするではありませんか……うふふ」
声色がいやらしく、またいい匂いもするので、俺は息子の疼きを覚え、気が付いたら勃起していた。
すると女が俺の下半身をチラ見する。目敏いというか、男の変化に敏感というか、俺の勃起にすぐ気が付いたようだ。俺はあわてて腰をひねってテントを隠したが、女の視線は動かない。そしてこう言ったのである。
「勃起してるじゃん……トイレで抜いてあげよっか?」
「はあ?」
「トイレでフェラしてあげる……行こ行こ」
とその痴女は俺の手を引っ張った。
その居酒屋のトイレは男女兼用。俺が先に中に入って待っていると女も入ってきて「おちんちん出して」と言う。俺は排便時のように下半身を裸にして便座にすわった。元気に勃起した息子が上を向いている。女はひざまずくと、チュポジュポと音をたててフェラを始めた。そのフェラが最高に上手で、ものの3分で吐精した。
「すっきりした?」
「う、うん……まあ」
それからカウンターに戻って飲む。
女はぼーっとした目をしていた。
痴女とは彼女のことを言うのだろう。
あれから会っていない。
ちょっと変わってるので、付き合うのはどうかと考えている。
痴女風の女は嫌いではないが、交際は避けたい。